アズテックコード(Aztec Code)シンボロジーの理解:交通・セキュリティ向け高密度2Dバーコード
アズテックコード(Aztec Code)は、1995年にAndrew Longacre, Jr.とRobert Husseyによって発明され、ISO/IEC 24778として正式に標準化されたマトリックス型2次元バーコードシンボロジーです。四隅に3つの正方形ファインダパターンを持つQRコードや、L字型のファインダ枠を持つData Matrixとは異なり、アズテックコードは特徴的な中央の正方形「ブルズアイ(標的)」ファインダパターンを中心に構成されています。この中央のブルズアイ構造により、光学スキャナは極端な回転角度、曲面のある紙、光沢のあるスマートフォン画面、低解像度の感熱チケットに表示されている場合でも、あらゆる向きで素早くバーコードを検出・解読できます。
アズテックコードの最大の特長のひとつは、優れたデータ密度と効率性です。アズックコードは周りに広いクワイエットゾーン(シンボルの周囲の白枠余白)を必要としないため、設置スペースが限られた物理レイアウトに完璧に収まります。フルレンジのアズテックコードシンボルは最大32レイヤーまで拡張でき、最大3,832桁の数値、3,067文字の英数字、たは1,914バイトのバイナリデータを格納できます。さらに、アズテックコードには強力なリード・ソロモン誤り訂正が組み込まれており、最小5%から最大90%まで設定できるため、損傷したり傷がついたチケットでも確実に読み取ることが可能です。